子どもの日焼け止めの落とし方|石けんで落ちる?お湯で落ちる?正しい洗い方
この記事の目次
- まず知っておきたい結論
- 「石けんで落とせる」と「ウォータープルーフ」の違い
- 石けんで落とせるタイプ
- ウォータープルーフタイプ
- 自分で確認する方法
- タイプ別の正しい落とし方
- 石けんで落とせる製品の落とし方
- ウォータープルーフ製品(石けんで落とせない場合)
- 月齢・年齢別の落とし方
- 赤ちゃん(生後6か月〜1歳)
- 幼児(1〜3歳)
- 幼稚園・小学生(3歳以上)
- 「ダブル洗顔」は必要か
- アトピー・敏感肌の子どもの落とし方
- 外出先での応急処置
- よくある質問
- Q1: お湯だけで日焼け止めは落ちますか?
- Q2: クレンジングシートで拭き取るだけでいいですか?
- Q3: 子どものウォータープルーフ日焼け止めはクレンジングが必要ですか?
- Q4: 入浴中に日焼け止めを落とすのとシャワーで落とすのはどちらが良いですか?
- Q5: 落とした後すぐに保湿しないといけませんか?
- まとめ
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「日焼け止めはお湯だけで落ちる?」「ウォータープルーフはクレンジングが必要?」「赤ちゃんの日焼け止めはどうやって落としたらいい?」――日焼け止めを使い始めると、落とし方に疑問を持つ保護者の方が多くいます。
日焼け止めは「塗ること」と同じくらい「正しく落とすこと」が大切です。落とし残しが肌荒れや毛穴詰まりの原因になることがあり、特に子どもの繊細な肌では丁寧なケアが必要です。一方で、必要以上に力を入れて洗うことで皮膚バリアを傷つけてしまうことも問題です。
この記事では、小児科専門医・アレルギー専門医の立場から、子どもの日焼け止めの正しい落とし方を製品タイプ別・月齢別に解説します。
まず知っておきたい結論
- 💧 「石けんで落とせる」表示の製品: ベビーソープとぬるま湯で十分に落とせます。クレンジングは不要
- 🏊 ウォータープルーフ製品: 石けんでは落としにくい場合があります。「石けんで落とせる」表示がない場合は専用クレンジングまたは赤ちゃん用クレンジングシートが必要なことも
- 🚿 洗い方の基本: 泡立てた石けん(泡)でやさしく包み込み、こすらず流す
- 👶 赤ちゃん・乳幼児: 沐浴・入浴時にベビーソープを使って普通に洗う。特別な操作は不要
- ❌ ゴシゴシ擦ること・専用リムーバーでの頻繁な使用は避ける(皮膚バリアを傷つける)
「石けんで落とせる」と「ウォータープルーフ」の違い
石けんで落とせるタイプ
「石けんで落とせる」「ソープオフ」「ベビーソープで落とせる」と表示されている製品は、ベビーソープ(もしくは子ども用ボディソープ)とぬるま湯で落とせるよう設計されています。
この表示があれば、クレンジングオイルや専用リムーバーは必要ありません。通常の入浴・洗顔のルーティンに組み込んで落とすことができます。
向いているシーン: 日常の散歩・公園遊び・保育園・日常的な屋外活動
代表的なタイプ: 多くのノンケミカルベビー用製品は石けんで落とせる設計になっています
ウォータープルーフタイプ
「ウォータープルーフ(WP)」「耐水性」「水に強い」と表示されている製品は、汗や水で落ちにくいよう設計されているため、その分落としにくい場合があります。
ただし最近では「ウォータープルーフ+石けんで落とせる」を両立した製品も多くあります(例:ALOBABY ウォータープルーフUVミルク、ピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフなど)。この場合は石けんで落とせます。
問題になるケース: 「石けんで落とせる」表示がないウォータープルーフ製品は、石けんだけでは十分に落とせない場合があります。
自分で確認する方法
製品の箱または内側の説明を確認してください。多くの製品に「石けんで落とせます」「せっけんで洗い流す」「ベビーソープでオフ」などの記載があります。
タイプ別の正しい落とし方
石けんで落とせる製品の落とし方
必要なもの: ベビーソープ(またはお子さんが普段使っているボディソープ・洗顔フォーム)
手順:
- まず顔・体をぬるま湯(38〜40度)で軽く濡らす
- ベビーソープをよく泡立てる(泡立てネットを使うとより柔らかい泡になる)
- 泡を日焼け止めを塗った部位に乗せ、こすらず優しく包み込むように馴染ませる
- ぬるま湯でしっかりすすぐ(特に顎下・耳の周り・首のシワなど残りやすい部位を意識して)
- 清潔なタオルで**押さえるように(擦らず)**水分を取る
- すぐに保湿
注意点:
- 力を入れてゴシゴシ擦ることは、皮膚バリアを傷つけます。特に赤ちゃん・乳幼児の顔は皮膚が薄いため注意が必要
- 一度の洗顔で「完璧に落とそう」と力を入れすぎるより、「優しく2回なでる」の方が安全で効果的な場合もあります
- すすぎ残しが肌荒れの原因になることがあります。特に生え際・顎下・首のシワはすすぎ忘れが起きやすい
ウォータープルーフ製品(石けんで落とせない場合)
「石けんで落とせる」表示がないウォータープルーフ製品を使用した場合は、以下の方法で落とします:
方法1: 子ども用クレンジングミルクを使う
- 濡れた肌の顔・体に子ども用クレンジングミルクを適量出す
- 優しくなじませてから洗い流す
- 必要に応じてその後ベビーソープでも洗う
方法2: 赤ちゃん用クレンジングシートを使う(外出先での応急処置)
- 日焼け止めが付着した部位にクレンジングシートを当て、優しく拭き取る
- その後帰宅したら入浴・洗顔で石けん洗い
方法3: ベビーオイルを少量使う
- 清潔なコットンまたは手のひらにベビーオイル(ミネラルオイル)を少量取る
- 日焼け止めの塗布部位に優しく馴染ませる(乳化させる)
- ぬるま湯ですすいでから石けんで洗い流す
📋 エビデンス
皮膚の洗浄では過度の洗浄は避け、適切な洗浄剤を使用してやさしく洗うことが重要です。ガイドラインでは「こすらず泡で洗う」ことが皮膚バリアの保護に効果的と述べています。
出典: アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021 — 日本皮膚科学会 ↗月齢・年齢別の落とし方
赤ちゃん(生後6か月〜1歳)
赤ちゃんは入浴(沐浴)の際に普通に洗うことで日焼け止めを落とせます。特別な専用リムーバーは必要ありません。
入浴での落とし方:
- 湯船に入れる前、または湯船から出した後に顔をぬるま湯で濡らす
- ベビー用石けんを手で泡立てて、顔全体を包み込むように洗う
- 上向きにしてぬるま湯で優しくすすぐ(目に入らないように注意)
- 体の日焼け止め部位も同様に、泡で包んでから流す
ポイント:
- 毎日の入浴を日焼け止め落としの機会として活用する
- 無理に全て落とそうとして肌を傷つけるよりも、優しく洗うことを優先する
- 石けんで落とせる製品を選んでおくと日常ケアが格段に楽になる
幼児(1〜3歳)
この時期は体を動かして遊ぶことが多く、汗をかいて日焼け止めが落ちている場合もあります。入浴時に通常の洗い方で対応できます。
お風呂での洗い方:
- シャワーまたは湯船で全身を濡らす
- 子ども用ボディソープ(または石けん)をよく泡立てる
- 泡で顔・首・腕・露出していた部位を優しく洗う
- シャワーまたはぬるま湯でよくすすぐ
- タオルで押さえるように水分を取ってから保湿
特に洗いやすい部位:
- 首のシワ(日焼け止めが残りやすい)
- 耳の後ろ
- 手の甲(子どもはよく触るため汚れと混じっていることが多い)
幼稚園・小学生(3歳以上)
この時期から自分で顔を洗う練習も始めることができます。ただし十分に落とせているか確認する仕上げは保護者が行うと安心です。
洗顔指導のポイント:
- 「泡で顔を包む」「こすらない」という習慣を小さい頃から身につける
- すすぎは「10数えながら」等の目安を伝えると丁寧に洗えるようになる
「ダブル洗顔」は必要か
多くの子ども用日焼け止めは石けんで落とせる設計になっているため、クレンジングオイルなどを使った「ダブル洗顔」は原則不要です。ダブル洗顔は必要以上に皮脂・バリア成分を奪い、敏感な子どもの肌には過剰なケアになる場合があります。
📋 エビデンス
子どもの皮膚ケアでは過剰な洗浄を避けることが重要です。子どもの皮膚は成人より薄く、必要な皮脂・セラミドが失われると乾燥・バリア機能低下につながります。石けんで落とせる製品を適切な方法で洗い流すことで十分です。
出典: 日本小児皮膚科学会 こどもの皮膚ケア ↗ダブル洗顔(クレンジング→石けん)が必要になるのは:
- 「石けんで落とせる」表示がないウォータープルーフ製品を使用した場合
- 大人のファンデーションを上から重ねた場合
- 油分の多い製品を大量に使用した場合
通常の子ども用日焼け止め(石けんで落とせる)を使用している限り、1回の石けん洗浄で十分です。
アトピー・敏感肌の子どもの落とし方
アトピー・敏感肌の子どもは、落とし方にも通常より注意が必要です。
基本原則: ゴシゴシ擦らない → 優しい泡で包む → しっかりすすぐ → すぐ保湿
特に注意する点:
- 低刺激の石けん・ソープを使用: 添加物の少ないベビーソープ・敏感肌用ソープが望ましい
- お湯の温度は38〜40度: 熱すぎるお湯は皮膚脂質を過度に落とし乾燥を招く
- すすぎを十分に: 石けん成分の残留が刺激になることがある
- すぐ保湿: 洗顔・入浴後5分以内に保湿剤を塗る(乾燥が始まる前に)
外出先での応急処置
日中の外出先でも定期的な塗り直しが必要ですが、その前に汗・汚れを落とす際のケアも大切です。
外出先での「軽いリセット」:
- 汗を拭く際は清潔なタオル(またはぬれタオル)で押さえるように拭く(擦らない)
- 塗り直しの前にウェットシートで軽く拭く場合も、肌に優しい無香料・アルコールフリーのものを使用する
- 完全に落としてから塗り直す必要はない(薄い层の上から追加で塗り直すのは問題ない)
外出中の頻繁な「完全洗顔」は現実的でなく、帰宅後の入浴時にしっかり落とすことを基本にしてください。
よくある質問
Q1: お湯だけで日焼け止めは落ちますか?
A: 製品によります。「お湯で落とせる」表示のある製品はお湯のみで落とせますが、多くの場合は石けんが必要です。「石けんで落とせる」表示の製品でも、ぬるま湯のみでは不十分なことが多く、石けんを使うことを推奨します。
Q2: クレンジングシートで拭き取るだけでいいですか?
A: クレンジングシートは外出先での応急処置に適していますが、毎日の主な洗浄方法としては推奨されません。摩擦による皮膚への刺激があるため、帰宅後は入浴・洗顔でしっかり落としてください。
Q3: 子どものウォータープルーフ日焼け止めはクレンジングが必要ですか?
A: 「石けんで落とせる」表示があるウォータープルーフ製品はその必要はありません。表示がない場合は子ども用クレンジングやベビーオイルが必要なことがあります。購入時に「石けんで落とせる」かどうかを確認するとその後のケアが楽になります。
Q4: 入浴中に日焼け止めを落とすのとシャワーで落とすのはどちらが良いですか?
A: どちらでも問題ありません。大切なのは石けんで泡立てて優しく洗い、十分にすすぐことです。シャワーの方がすすぎがしやすい場合もあります。湯船には入る前に洗い流しておく方が衛生的です。
Q5: 落とした後すぐに保湿しないといけませんか?
A: 理想的には入浴後5分以内の保湿が推奨されます。皮膚の水分は入浴後急速に蒸発するため、早めに保湿剤を塗ることで乾燥を防ぎ、バリア機能を維持できます。特にアトピー・敏感肌の子どもでは入浴後すぐの保湿が重要です。
まとめ
子どもの日焼け止めを正しく落とすためのポイント:
- 「石けんで落とせる」製品を選ぶ: シンプルな洗顔ルーティンで対応できる
- 泡立てた石けんでやさしく包んで洗う: こすらない・ゴシゴシしない
- すすぎを十分に: 顎下・首のシワ・耳の後ろなど見落としやすい部位も
- 洗い後すぐに保湿: 5分以内を目安に
- ウォータープルーフの注意: 「石けんで落とせる」表示を購入時に確認
落とし方が分かったら、製品選びも改めて確認しておきましょう。石けんで落とせるノンケミカル製品の比較は以下のガイドで詳しく解説しています。
石けんで落とせるノンケミカル製品を比較する
和光堂・ALOBABY・ピジョン、3製品すべて「石けんで落とせる」設計。落としやすさも含めた実用比較を解説しています。
赤ちゃんの日焼け止めの選び方ガイドを見る →あわせて読みたい
医師確認済み
ラボの小児科医(日本小児科学会 小児科専門医・日本アレルギー学会 アレルギー専門医)が「全文」を確認 (2026/5/3)
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